連載第1回は、圏外のない社会を実現する「Universal NTN™」を紹介しました。いつでも、どこでもつながる世界は、皆さんの想像を超え、やがて地球上だけでなく、宇宙にも広がっていくかもしれません。たとえば、いずれ実現する月旅行のさなか。宇宙船での移動の合間にスポーツ中継をチェックしたり、映画や音楽を楽しんだりできるようになります。旅先が宇宙であっても、地球上と変わらず、当たり前のようにエンターテインメントを楽しめる時代がすぐそこまで来ているのです。ライブ配信のような、配信者と視聴者の双方向コミュニケーションも実現するかもしれません。月を背景に配信する「宇宙系ライバー」が登場し、リアルタイムで地球上の人々とやりとりをする。コメントが画面いっぱいに飛び交い、ときには投げ銭が送られる。そんな時代が来たら、宇宙はぐっと身近な場所に感じられるはずです。かつては録画映像でしか観ることができなかった宇宙の「いま、この瞬間」が共有されるのですから。もちろんエンターテインメントだけにとどまりません。人類はこれから、地球から月軌道周辺に広がる「シスルナ空間」へと進出します。宇宙での資源開発、輸送、エネルギー供給など、あらゆる産業を支えるのは確実な通信インフラです。安定した通信がなければ、これからの宇宙産業は成り立ちません。地球を飛び出した人類にとって月通信は特別な技術ではなくなっているはず。目には見えずとも、なくてはならないインフラという新たな価値は、人類の進歩を支え続けるでしょう。