ホーム > 会社情報 > トップメッセージ

トップメッセージ

戦略的な業務提携などによる事業領域の拡大を含め、
新たな成長基盤の構築を目指してまいります。

トップメッセージ

営業利益、経常利益、当期純利益は過去最高益を更新しました。

 中期経営計画の初年度となった2017年3月期の業績は、有料多チャンネル事業*では、視聴料収入の減少により減収減益となりました。一方、宇宙・衛星事業においては、防衛省向けに専用衛星を引き渡したこともあり大幅増収増益となりました。これらの結果、全社での営業収益は前期比18.4%増の1,928億円と2007年の設立以来、過去最高を記録しました。また営業利益は同0.9%増の244億円、当期純利益は同3.2%増の174億円と、どちらも昨年に引き続き最高益を更新いたしました。
*7月1日に「有料多チャンネル事業」を「メディア事業」に変更します。

戦略的な業務提携などにより事業領域の拡大を図ります。

 当社グループは、Kongsberg Satellite Services社(ノルウェー)とアジア・太平洋地域での低軌道衛星向け地上局サービス事業及び衛星画像を活用した情報提供サービス事業の戦略的業務提携に関する契約を2016年12月に締結いたしました。これにより当社グループは、アジア・太平洋地域での地上局ネットワークの拡充を加速するとともに、グローバル展開を計画している低軌道衛星事業者等へ、より幅広いサービスを提供いたします。また、2017年5月には多数の低軌道衛星ネットワークによる通信サービスを計画中のLeoSat社(米国)への出資参画を決定いたしました。LeoSat社と低軌道衛星通信事業の立ち上げに向けた準備・検証を共同で実施してまいります。さらにドローン事業の展開拡大のため(株)エンルート(国内最大手の産業用ドローン開発製造会社)に出資し、子会社化しております。
 有料多チャンネル事業においては、2018年より実用放送の開始が予定されている東経110度CS左旋放送における4K放送において、(株)スカパー・エンターテイメントが8チャンネルの衛星基幹放送業務の認定を受けました。また(株)スカパー・ブロードキャスティングは番組制作事業の強化を目的として4K/HDR*対応中継車を導入し、2017年2月より運用を開始いたしました。
*テレビ画面上での明るさの表現の幅が飛躍的に向上するHDR(High Dynamic Range)

減収減益の見通しですが、次の成長に向けた取り組みを進めていきます。

 中期経営計画2年目となる2018年3月期は、宇宙・衛星事業において前期に計上した防衛省向けの専用衛星の引き渡しによる収益分が剥落するほか、新規衛星打ち上げによる衛星減価償却費の増加により減収減益となりますが、次の成長に向けた取り組みを確実に進めていきます。
 宇宙・衛星事業においては、中計達成に向けた基礎固めとして、2018年、2019年に打ち上げを予定しているJCSAT-17、18、Horizons 3eの準備を着実に推進するとともに、成長余地のあるグローバル・モバイル分野への取り組みを継続して行っていきます。
 メディア事業においては、事業の構造改革に着手し採算性を向上させるとともにネット配信の充実や4K放送の推進などにより競争力のあるサービスの構築を図っていきます。

株主還元を重視し安定配当を継続いたします。

 株主の皆様への還元につきましては、引き続き将来の成長へ向けた投資のための内部留保の充実と安定配当の継続を基本方針としております。2017年3月期の株主の皆様への配当は年間では前期から1株当たり4円増配の18円とさせていただきました。2018年3月期につきましても、年間1株当たり18円の配当を継続する方針です。

 株主の皆様におかれましては、引き続き当社の成長にご期待いただきながら、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

2017年6月

代表取締役社長
高田真治